旅立ちを応援出来るかどうか。
会社を2年強運営して、衝撃を覚えることの一つに
「すみません、辞めたいと思います」
がある。
これは、社員・アルバイト・インターン問わずだ。
この後に、理由は…と続くのだが、最初聞いた時は
「おいおいおい、お前に任せている業務はどうするんだ」
「あんなに楽しいですと言っていたのに、嘘だったのか!?」
「お願いだーーーやめないでくれーーー今の状態で1人抜けると時間的にも死ぬ…」
とまぁ、驚きとともにどんなことをして止めるかばかりを考えた。
が、面白いもので色々と経験していると、考え方も変わり
「起業!!クレイジーで最高じゃないか!!頑張れ」
「転職!!新しい職場の話もまた聞かせてくれよな」
「フリーター!!新しいチャレンジなんだな!」
とまあ、新天地に対して心から応援できるようになる。
何故かというと
「自分が起業という挑戦を選択した時、どうだった?」
と問われたからだ。
弊社の創業メンバーは私以外が全員ポジティブに送り出されてきた。
チャレンジには前向きで、
「いつでも戻ってこい 」
「挑戦は最高に敬意を表する」
と、ベンチャー企業から送り出されてきた形だ。
に対して私は、最後まで
「お前がいなかったら、この会社の案件はどうするんだ!」
「せっかく入った安定を捨てて、そんなバカなことはするな」
と、起業に対するマイナスを語りなんとか思い止まらせようという形を最後までふりきった形で、円満退社ではあるものの、他のメンバーよりは辞めることが大変だった。
ベンチャーより大企業の方が、変わりもいるし一人にかかっている負担も、マネージャーがフォローしてくれていることも考えれば断然少ない。多いのは数字くらいかと思う。大企業でも個人的に売り上げ数値はかなり持っていたし、顧客は大分大きく対応案件数も爆発的に多かったが、それでも支えられているし引き継ぎ資料さえ作れば人間関係以外は完璧に引き継げる。(まぁその人間関係が一番大事だったりはするが…)
で、結論。
ポジティブに送り出した方が、自分にも相手にも良いわけです。間違いなく。
なんなら、次に行った会社がダメだったら戻って来れば良い。
具体的に、マイナス要素というか負担って、引き継ぎ時間、変わりの人間の採用にかかるコストと時間、何より、それを変わって行う責任者(ベンチャーで言えば社長だったりエンジニアだったり)の時間とモチベーションくらいなわけで。
やってやる!と思えば結構解決するものです。
血の入れ替わりもあり、以外とそこからうまく回り始めることもあることも良くわかったしね。
挑戦には最大限の敬意を持つ。
そんなポリシーで、やってます。