1995年から変わらずに光るもの
今構えている品川のオフィスには、スポーツ系企業が数社入っている。
その中にいる2名のCEOと弊社CTO、そして私における何気ない会話の中に、1995年という言葉が共通して出てきており、深く感銘を覚えたのでここに書いている。
私以外のメンバーは全員40代であり、1995年つまり約20年前に出会ったもの。それが
インターネット
である。
口々に語る衝撃。
「モザイクを触った瞬間、戦争が無くなると思った」
「ネットスケープとの出会いが、常識の全てを変えた」
「見た瞬間、起業をしシリコンバレーに飛んだ」
彼らは全員が、インターネットに魅せられ、可能性を無限大に感じ、業界に飛び込み、大なり小なり成功を掴んだ。
念のため説明しておくと、モザイクやネットスケープは、インターネットエクスプローラーの前から存在していたブラウザであり、今はもうサービスを終了している。
本では無数にこの話を読むのだが、やはりその時期にインターネットに触れ、当時を思い出して衝撃を語られると、聞いているだけでも滾(たぎ)る。
そんなメンバーが言う。
「インターネットができてから、20年。便利にはなったが、仕組みとしては変わっておらず革命と言えるものはおきていない」
そして、各々が次に来るであろう未来を矢継ぎ早に紡ぎ出す。最高に楽しいやりとりだ。
ワクワクする世界は、飛び込み創るもの。
そんなことを感じる瞬間だった。