ブックメーカーの存在について。

日本と海外において、スポーツを取り巻く環境の違いについては常日頃話す機会を頂く。

トレーナーの必要性に対する考え方や、観客の熱度、文化の違い等。

 

今回は、その中でも大きな要素である

ブックメーカー

について書きたいと思う。

 

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みなさんは、ブックメーカーをご存知であろうか。

ウィリアムヒル(イギリス)

ピナクルスポーツ(オランダ)

等、スポーツの結果に対してベット出来るサービスだ。

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見てのとおり、様々なスポーツに対応しておりサッカーで言えば一部リーグだけでなく、下部リーグでもベットすることが出来るのだ。

 

よって、欧州にサッカーを見に行くと実際その試合に対して賭けていることもすくなくない。

 

一方、日本では賭博法で賭け事は基本NGとされているにもかかわらず、パチンコ・スロットは世にはびこり、ギャンプル中毒者は多い。さらには公営競技として認められる競馬や競艇、競輪においてのみベット出来る。というある意味とても異質な状態だ。

 

細かく書けば、もっと無数におかしいところはあるのだが、欧州においては、ベットする→ハードに応援する or そのチームが好き→ベットする→儲かる(損する)→さらに熱く(ファンに)なる

 

といったように、ブックメーカーもといギャンブルとスポーツの関係は切っても切り離せない。

 

当然、八百長の問題はある。選手が手を抜いて八百長に加味したことがわかれば、下手したら永久追放である。一般人が賭けることの出来る状態なので、当然闇の組織が八百長を持ちかけることもあろう。ただ、バレたら永久追放も全然あり得るし、その後の人生もまっ暗だ。

 

よく考えてみてほしい。

今、日本で話題となっているのは「野球賭博」である。

 

公営競技における賭け事が認められたスポーツの八百長ではなく

「小さい頃から育まれてきた、夢の職業プロ野球選手の八百長なのだ。

 

そもそも、一般人はベットできないものに対して、賭博だけでなく八百長を問題視されているわけである。

 

いっそそれならば、民営・国営は問わないが日本もブックメーカーを取り入れ、八百長のチェックも欧州・米国並に厳しくすれば良いのでは?とも思う。

まぁ、日本の文化としてスポーツにお金を賭けるなんて、

みたいなバッシングはかなりあると思うが。

 

お金を賭けるかどうか。という問題はさておき、ソフトバンクがBリーグのスポンサーになり全試合を生中継で放送する。という発表をした。

試合をみながら、チームを応援し、勝ったら更に熱くなれる!またみたくなる!という要素を、私自身も更に考えていきたい。

 

※補足

還元率

ブックメーカー: 95%前後
・パチンコ、パチスロ:約80%
・競馬(JRA)、競輪、競艇:75%~80%
・宝くじ:40%

 

 

ということで、基本的にブックメーカーの還元率は高いです。